虫 類

メバルの餌となる虫類には、砂虫(イシゴカイ)・青虫(アオイソメ)が代表的な餌です。
これらの餌は本来、海底の泥砂に生息しているものです。ただ、時季によっては、バチ抜けといい、繁殖期のみ海面を浮遊いたします。
餌を海面に投入しますと、クネクネと動き、水の流れに身を任せたまま下流に流れ沈んで行くと思います。
これらの餌の生態からしてのサグリ方は、潮上から潮下に海底までゆっくり沈めながらサグッテやるのがベストだと思います。

小魚類

代表的な餌として、イカナゴ・シラス・シロウオです。代用としてメダカ・モロコ・ハエの子を使用しますが、これらの餌を使う時季は主に春先に限られます。
この時季がメバルが補食するために丁度いい大きさなのです。
これらの餌は水面下を泳いでいるものが多く、しかも集団で移動しています。
餌の生態からしてのサグリ方は、適度な流れがある場所で、潮下から斜め潮上に極めてゆっくりサグルか、若しくは潮上から斜め潮下に、ある一定の水深を保ちながら流してやるのが効果的です。

上図は上から見た図です

甲殻類

代表的な餌ではエビです。エビは本来は藻や岩陰にいるものです。しかし、大きく移動する場合は藻から藻へ泳いで渡ったり、底より少し上付近を滑走しています。
また、メバルの胃袋に小さな蟹が入っていることがあります。この蟹は海草類に寄生している蟹だと思われます。
これらの餌を使用してのサグリ方は潮があまり走らない波止の際や岩礁帯・藻場付近の底近くをサグルといいと思われます。

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