オリジナルメバル竿

私が胴突き釣りで使用しているガイド付きメバル竿は現在7本くらいありますが、ノーマル・・・いわゆる市販竿はその内二本しかありません。あとは、改造竿というわけです。
 
釣り具店でメバル竿といえば、延べ竿が多くガイド付きの竿は皆無に等しいはずです。 以前は仕方なくチヌ竿を代用していましたが、穂先は柔らかいのですが腰がありすぎて・・・つまり先調子系が多く、アタリが穂先に出てもなかなか食い込まず、釣果アップに伸び悩んでいました。

メバルが乗りやすい竿はないものか・・・。それじゃあ自分の好みの竿を造れば良いんじゃないかと考えました。

さて、どの種類の竿をメバル竿の代用にしようか考えました。一番に思いつくのがメバルの延べ竿かと思います。しかし意外とメバルの延べ竿は穂先が柔らかいのですが、引き抜くため腰があるものが多いようです。もちろん持ち重りのしない中硬調のベストマッチな竿もありますが、良い竿はそれなりの値札が付いているので二の足を踏んでしまいます。 次に思いついたのが渓流竿の代用です。価格も手ごろでメバルより小物(山女・アマゴさんご免なさい)に使用するため胴調子系の竿が結構あります。
 
さて竿を選定するわけですが、ガイドを装着するのであまり長い竿は必要ありません。次のような基準で選べばいいと思います。
@長さ→4.5m
A調子→7:3若しくは6:4 の胴調子
B重さ→百g前後
C重心→同じ長さ・同じ重さの竿でも重心が竿尻に近い方が持ち重りがしない (竿を伸ばして指で重心の位置をさがし、その重心の位置から竿尻までの距離を計る)
D価格→1万円〜1万5千円
市販竿と改造竿とではどこが違うか分かりますか?まず異なるのがガイドの多さです。竿の曲線に合わせるため曲げた時、竿の何処に一番負担が掛かるかを見極め、その部分にガイドを追加するからです。

又、小継竿の場合は継ぎ目に合わせてガイドを付けるため、多くなります。


 次に市販品と異なるのがリールシートの位置です。市販品が竿尻から約四十p前後の位置にあるのに対し、改造竿は十五〜十八p程度にしてあります。これはそれなりの理由があっての事です。その理由とは操作性が良い事です。そしてこの操作性は冬場に発揮します。

まず基本のサグリ方は市販の竿の竿尻を左(右)ひじに当ててをさぐりますが、右(左)方向には簡単にサグれますが、左(右)方向には少し身体をよじらせないといけません。そして、防寒着を着て着膨れした時は最悪。
改造竿を使用してのサグる格好は身体の正面に竿を構えます。竿尻からリールまでが短いため手首を左右に返すだけで左右方向のサグリが無理なく出来るようになりました。竿の自重が軽い故、可能な動作です。



下の写真は波止際をサグル時の竿の持ち方を示しています。
私は左手に竿を持ち右手で巻き取りをしますので図のようにリールを挟んで持ちます。




利き腕の反対の手で竿を持ってサグる時はリールシートの前を持ちます。
なぜこういう持ち方をするかというと、大物が掛かった時、とっさにリールシートを握り大物に対処できるからです。

貴方もマイメバル竿を持ってみませんか?

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