mebaru食い気早見表


下の図は、一年を通してメバルの釣れる時期を図に表してみました。
その理由を簡単に説明いたします。

★1月〜2月にかけては、気温は下がっていても、水温は安定しており、意外と暖かく、手を入れると暖かく感じられると思います。この時期は産卵前の荒食いをみせる時期で産卵場所近くがポイントとなります。
産卵場所近くのポイントとは、南向きの場所で藻が繁茂しているところが良いのではと思います。なぜなら、抱卵しているメバルはお腹の卵を守るため、流れの比較的穏やかな場所がポイントとなります。

★2〜3月は寒さも一段と厳しくなり・・・、水温も更に下がってきます。
水温の変化に敏感なメバルは全くといっていいほど餌を食べなくなってしまいます。
しかし、その間に2〜3日でも穏やかな日が続くと釣れる時がありますが、あまり大釣りは望めません。

★3〜4月は、季節的には春が訪れて、木々の芽吹くころで、水温も少しづつ上昇してくるかのように思いがちですが、気温の上昇にともない、一気に水温は下がってきます。なぜ下がるかというと、気温の上昇にともない山間部に積雪していた雪が解け始め、河川に流れ込み、そして海に・・・。雪しろです。
このため河口付近の水温は一気に下がってくるため、食い気がなくなってきます。

★4〜6月は水温も少しづつ上昇して、釣りやすくなってきます。
この時期は夜釣りも昼釣りも釣り方に特徴があります。昼はブツエビを撒いてつる釣法、夜釣りは灯火の下に小魚を集めて釣る方法があります。
しかし、6月も後半に入ると、梅雨入りです。梅雨メバルなどと言ってはいますが、非常に釣果の不安定な時期です。大釣りか貧果という事です。

★7〜8月は水温が一気に上昇してきます。そして8月に入るともうこれ以上水温が上がらない温度に達すると、熱いなりにも安定してきます。この時、大釣りのチャンスなのです。夏メバルの盛期をむかえます。

★9〜10月に入ると水温も少しづつ下がりはじめ、秋雨がそれを助長します。
そうなると、食いムラが激しくなり、大釣りか貧果を繰り返します。

★11月に入ると季節風が吹き始めなかなか良い場所に上がれない日が続き、イライラしてくると思いますが、希望の場所に上がれたとしても決して納得のいく釣果ではないはずです。その原因は交尾期を向かえているからです。交尾期に入ると餌を求めるのではなく、雄は雌を、雌は雄を求めています。人間だって一緒です。好きな子ができたら、食事が咽も通らないなんて言いません?
そして12月に入ったら、妊娠メバルがあちこちで泳ぐようになります。そして、我が子を育てるために腹一杯餌を補食し始めます。大釣りのチャンスですが、釣り人にとって最も殺生な時期でもあります。

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