ケミカルライトについて

ある日、姫路の釣り友とメバル釣りに行く車中でおもしろい話を聞きました。

その話というのは、姫路の釣り友の友達が自宅の水槽でメバルを飼っているそうで、世話が大変だと嘆いていました。

しかし、そのメバル達は食欲旺盛で、しかも人なつっこいから苦労を苦労と思わず、毎日眺めて楽しい日々を過ごしているそうです。 

水槽の海水は二日か三 日に一度は交換するそうで、海が近い事もあっていつも新鮮さを保っているそうです。

私は海から少し距離がある場所に住んでいるため、そう簡単には飼えないのが残念です。

真水を海水のように変える薬品もありますが、私はそうまでして飼おうとは思っていません。

メバルにとっても嫌々活かされているような気がして可哀相に思えてなりません。 

その飼ってるメバル達の話ですが、以外な発見をしたそうです。ケミカルライトの色とメバルとの関係だそうです。
 
ある時、メバル達に餌をやるのではなく、ケミホタルを水槽の中に入れて反応を観たそうです。

ケミカルライトには黄と赤がありますが、その両方を同時に水槽 の中に落としてみたら、なっなんと不思議な事に黄色のケミカルライトではなく、赤のケミホタルに反応を示

したようです。落とした直後はどちらのケミカルライトにも反応したようですが、沈んでいく段階で大半が赤のケミカルライトに集まってきたという事です。偶然だと思い何回も

実験したそうですが結果は同じ事だったようです。

私は胴突き仕掛けの上付近と竿先に黄色のケミカルライトを装着しています。

竿先のケミカルライトは目でアタリをとるために付けており、仕掛けの上に付けているケミカルライトはアタリによるケミカルライトの動き、集魚、そして仕掛けの位置を知るた

めに装着していますが、今まで黄色以外は使用した事がありません。というのは、電気ウキの赤は別としてケミホタルの赤は黄色より視認性が悪く、目が疲れるから使用し

ていませんでした。

これは人間だけなのでしょうか。メバルはなぜ赤色に反応したのか考えてみました。

未使用の赤色と黄色のケミカルライトを開封して、同時に折って発光させた時の明るさは、遠くから観ると一目瞭然で断然黄色の方がはるかに視認性がいいと思っています。
 
つまり、メバルに対し、発光させた直後は黄色はあまりにも明るすぎるのではないでしょうか。それに比べ赤色はさほどではないのかもしれません。

では、黄色の発光の照度が時間と共に低下した時はどうだろうと考えたら、赤色と同じ効果があるのではないかと考えました。

メバルは色に反応したのではなく、発光している明るさに反応したのではないかと思われます。メバルは適度な明るさには過敏に反応するが、明るすぎるとかえって警戒心

を抱いてしまうのではないでしょうか。

この明かるさの問題点は、私はすでに対処している事があります。それは夕方、釣りを開始する一時間前に仕掛けの上のケミカルライトはすでに折って照度を若干低下さ

せておきます。竿先のケミカルライトはアタリを目で確認しなくてはならないので釣り開始直前まで折らないでおきます。

 以前は同時に折っていましたが、あまりにも水中で明るすぎるのでメバルを驚かせているのではないかと思い、前もって折って使用しています。

かなり釣果もアップしたように思っています。
 
ボーっと薄明るく発光するケミカルライトは海の中にいる発光生物体と共感する何かをメバルに抱かせているものだと思います。

貴方は何色をどのような使い方をしていますか?

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